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1st ALBUM <Lunar Strain> | ||
本作はまだまだ荒削りな部分も残るものの、基本的な部分は現在と変わらない。トラッド(7)を始めとして、始終叙情的で民謡的フレーズが聴かれる。それにしても、(1)のスリリングな展開は強烈だ! ヴァイオリンとビオラによるイントロから荒れ狂っていく(3)、女性ソプラノ・ヴォーカルを用いた(6)等、“美”の部分も見逃せない。ミカエル・スタンネのデスヴォイスが凄まじい・・・! ちなみに(11)〜(15)は ’95年リリースのミニ・アルバム「Subterranean」からの、(16)は ’94年リリースのMETALLICAのトリヴュート・アルバム「Metal Millitia-A Tribute To Metallica」からの日本盤ボーナス・トラック。「Subterranean」については、Mini-Album/Singleの項を参照のこと。 (レヴュー作成2001年8月) |
2nd ALBUM <The Jester Race> | ||
メロディアスでありながら、重量感たっぷりに凶々しく疾走する(1)、ワルツのリズムを駆使した、幻想的な美しさを奏でる(4)、叙情的インストゥルメンタル(5)、叙情的なメロディを、これでもかと奏でながらドラマティックに展開していく疾走チューン(6)(この曲でリード・ギターを弾いているのはフレデリック・ヨハンソンなる人物)、ギターが謳うという表現が相応しい(7)(8)、哀愁のギターフレーズが堪能出来る、メジャーキーを用いたインストゥルメンタル(9)(この曲を聴いて、俺はCAMELのアンディ・ラティマーを思い浮かべた)等、捨て曲なしの名盤である。それにしても、イェスパー・ストロムブラードは素晴らしいギタリストにしてコンポーザーだ。どうして、このような美しくも切ないメロディが生まれてくるのだろうか? (11)(12)は日本盤ボーナス・トラックで前者は『Wrong Again Recods』のコンピレーション・アルバム「W.A.R. Compilation〜Battel Of Pride」にも収録されている。後者(8)と異名同曲のデモ・ヴァージョン。この時のヴォーカルはCARDINAL SINのヨアキム・イエデバリである。 (レヴュー作成2001年8月) |
3rd ALBUM <Whoracle> | |||
オープニングからメロディアスなリフが炸裂する(1)、“Moonshield”の流れを受け継ぐ(3)、味わい深い叙情的インストゥルメンタル(4)、ドラマティックなHMチューン(5)、ライヴでも人気の(9)等、充実の一枚。勿論(2)や(7)のようなアグレッシブに展開する疾走チューンも健在。(6)に見られるようにアコースティック・ギターも実に効果的に用いられている。(10)はDEPECHE MODEのカヴァーで、これがまた実にハマっている。本作において彼らはより広い範囲のHMファンの指示を得ることになる。 (12)〜(14)は日本盤ボーナス・トラックで、日本未発売の先行シングル「Black-Ash Inheritence」に収録のもの。これについてはMini-Album/Singleの項を参照のこと。本作のレコーディング後、間もなくして、オリジナル・メンバーのグレン・ユングストローム(g)とヨハン・ラーソン(b)が脱退する。 (レヴュー作成2001年8月) |
4th ALBUM <C.o.l.o.n.y> | |||
4thアルバム。前作で見せたHEAVY METAL寄りの楽曲郡は本作で更に洗練された。サウンド・プロダクションも向上している。ヴォーカル・ラインもよりキャッチーさを増し、前作以上に“歌う”アンダース・フリーデンの姿も。同時にアグレッシブなヴォーカルにおける彼の表現力も凄みを増している。また、普通声を用いたり、ハモンド・オルガンを隠し味として用いるなど曲を一層ドラマティックに仕上げることに成功している。だからといって、基本となる部分は変わってない。二本のギターが奏でる叙情フレーズに導かれ、へヴィかつアグレッシヴに、ドラマティックに展開していく楽曲の数々・・・。 イントロから美旋律が奏でられ、息もつかせぬ緊迫感で展開していくアグレッシブな疾走チューン(1)(3)、ニュー・ウェイヴ風のヴォーカルとアグレッシヴ・ヴォイスによる、キャッチーさとアグレッシヴさが融合した名曲(2)、アンダースがアグレッシヴに“歌う”、壮大なスケールの(4)(5)(7)((7)では元EUROPEのギタリスト、キー・マルセロがゲスト参加。ソロを弾いている。)、スウェーデンのトラディショナル・フォーク・ソング(6)、現ラインナップでリメイクしたことで新たな生命を吹き込まれた(9)(12)と、素晴らしい楽曲が満載。(12)(13)は日本盤ボーナス・トラックで、(13)は御馴染みの、イェスパー節が堪能出来るインストゥルメンタル。 (レヴュー作成2001年8月) |
5th ALBUM <Clayman> | |||
(2)や(6)のサビのパートなんか、思わず一緒に歌っちゃうよ! イェスパーとビョーンのギターは緩急のあるリフを刻み、ここぞという箇所で叙情フレーズを決め、慟哭のサウンドを作り出している。ミドル・テンポで慟哭の世界を描きだした(3)(5)(7)(11)を交えて最初から最後まで一気に畳み掛ける、捨て曲なしの名盤! (12)は日本盤ボーナス・トラックであるがこれも良質のHMである。また、(10)ではARCH ENEMYのクリストファー・アモットがゲスト参加、流麗なソロを披露している。この作品全体を支配しているのはいい意味でのメジャーの感覚である。まったく、凄いバンドだ!! (レヴュー作成2001年8月) |
6th ALBUM <Reroute To Remain> | ||
(1)のイントロのギター・メロディで、「ああ、IN Flamesサウンドだ」と安心させ、その直後に予定調和は崩壊する。こう来るとは思ってもみなかった。グルーヴのあるへヴィなリズム、ヴォーカルの処理方法をはじめ、随所に散りばめられたへヴィ・ミュージックの要素が耳を捉える。しかし、これが実に心地良いのである。同時に、彼等の持ち味である叙情性や伝統的HMをベースにしたアグレッションも健在であることに気が付く。1曲の中で完全に溶け合って融合しているのだ。逆にこれが新鮮で、グイグイと引き込まれてしまう。民謡的フレーズが美味しいアコースティックな(7)(13)、コーラス・パートが印象的な(8)、煽情的なメロディをまぶした(9)(12)等、伝統的なIN FLAMESサウンドも健在。 フレドリック・ノルドストロームの手を離れ、もはやメロディック・デス云々じゃ語れない、新たな次元へ進んだIN FLAMESの会心の一撃である。 本作はジャケット、インナースリーブ等のアート・ワークも素晴らしい。(15)は日本盤ボーナス・トラック。 (レヴュー作成:2002年12月) |
LIVE ALBUM <The Tokyo Showdown Live In Japan 2000> | ||
非常に生々しいサウンドに仕上がっており、これぞHEAVY METALのライヴ盤! これならいっそのことビデオで出してもよかったんじゃないの? IN FLAMES、まったく素晴らしいバンドである。 (レヴュー作成2001年8月) |
MINI ALBUM <Subterrnean> | |||
(1)“Stand Ablaze”はHM史上残る名曲であり、メロデス史上最も美しくて、切ない、煽情力200%の慟哭チューンである。厳かなピアノのイントロに導かれてギターが叙情フレーズを奏でる冒頭、リズムがワルツに変わり、それに合わせて奏でられる哀愁のメロディ・・・。もう、泣くしかない! 絶対聴いて! 本作のラインナップはイェスパー(g)、グレン(g)、ヨハン(b)という「Lunar Strain」制作時のメンバーに加えて、ヴォーカルではDAWNのヘンケ・F、ドラムスは(1)(2)で現ARCH ENEMYのダニエル・アーランドソンが、(3)(5)ではDARK TRANQUILLITYのアンダース・ジヴァープが参加している。 デヴュー作に比べて本作では、メロディの煽情力が増しており、曲作りにおいての成長が見られる。ゆったりした民謡風フレーズから一転し、疾走しながらスリリングに展開していく(5)は隠れた名曲。 (レヴュー作成2001年8月) |
MINI ALBUM <Trigger> | |||
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